
みなさんどうも、こんにちは!
僕は元帰宅部の本気【The VO2 MAX RUN】というYOUTUBEチャンネルでランニング・マラソン情報を発信をしている市民ランナーです。
ここに少し古いですが、興味深いデータがあります。
それがランニングと年収との関係です。
ランニング情報プラットフォーム「RUNNET」の2010年調査によると、習慣的に皇居外周を走っている男性の過半数(54%)が年収700万円以上というのである。
この当時、リーマンショックの影響も冷めやらぬ2010年で、この数値はかなりのレベルだといえます。さらに年収が500万円以上と答えた人と合わせると、実に78%にのぼります。
このデータは「東洋経済オンライン」の記事。
皇居ランナーの大半は、年収700万円超?できるビジネスパーソンが走る理由
にも引用され、あらためて注目を集めました。
とういことで今回はランニングと年収。ランニングと生産性。クリエイティブな人、仕事ができるといわれる人をランニングという切り口で考えていきたいと思います。
ここでは「有酸素運動が脳に良い。だから仕事のパフォーマンスもアップするんだ」というありきたりな主張はしません。

そんな面白くもなんともないものより、もっと理にかなったおもしろい仮説を提示したいと思います。
ランニングによって仕事のパフォーマンスを上げたい方は是非、最後までご覧ください。
目次
なぜ皇居ランナーの大半は年収700万円以上なのか?
日本のジャーナリストである山口拓朗さんのこの本、「なぜ皇居ランナーの大半は年収700万円以上なのか?」

この本のタイトルにある通り、なぜ皇居ランナーの年収は高いのか?
この答えは、シンプルです。
皇居周辺には公官庁や一流企業が多いから。だからこそ必然的に「皇居の周りを走っている人は高年収である」というもの。

とこれだけ聞くと「まぁ、そんなもんか」と思いますが、実は違います。
この本の著者は
走る習慣をもっている人は年収が上がる、つまり、エリートになれるのだと考えている
と述べています。
エリートという言葉に違和感はありますが、ランニングを習慣にすることでビジネスマンとしてのスキルが上がる。これが本書の主張です。
なぜランニングをすると年収がアップするのか?仕事ができるようになるのか?
それがランニングの本質にあります。
身体能力って、アウトプットし続けないと伸びないでしょう。今日も明日も走る人が伸びるのであって、毎日「走るとは何か?」を考えていても何も変わらない。「やることでしか変わらないこと」って、仕事の当事者意識を引き出すのに都合がいいんだと思います。だから、アメリカのビジネスマンはよくエクササイズをするし、効果を実感するから人にもすすめたくなるんでしょうね。
この言葉、今のデジタル時代でもその売上高、なんと21億円以上。日本で最も売れている書籍と言っても過言ではない日記帳「ほぼ日手帳」を手がける糸井重里さんの言葉です。
著者はこれをこのように表現しています。
ランニングは仕事と似たようなものだ。今の仕事の成果は、過去に何をどれだけ積み上げてきたかの結果である。未来の仕事の成果は、これから何をどれだけ積み上げるかの結果である。ランニングが教えてくれるのは、「世の中に一足飛びはない」というシンプルな本質である。
努力を地道に積み重ねる、それがビジネスの基本。こう考えるとビジネスはランニングにとても似ているとも言えるのです。

さらにランニングによってもたらされるより実用的なメリット

「WIRED CAFE」等を運営するカフェ・カンパニーの楠本修二郎社長はインタビューでこう語っています。
「走っていると、いろんなアイデアが頭の中に横断的にあらわれてくる。いってみれば『一人ブレスト』状態」だ
このようにランニングはクリエイティブの源泉ともなるのです。
【ビジネスに使うランニング】年収アップの秘密
この言葉。
これは、大脳生理学の世界的権威、京都大学名誉教授であり「走っているときの脳」を研究している久保田競博士の言葉です。
そうなのです。第一線で活躍したいのなら、言葉を変えると仕事ができるようになりたければ、この前頭前野がキーワードとなるのです。
では、

脳トレや読書をすれば良いのでしょうか?
最も簡単で最も原始的な活動。

そう、答えはシンプル。走れば良いのです。
久保田教授はこう言っています。
人が走っているときと考えているとき、脳の同じ部分を使っています
さらに、このような指摘もしています。
走ることで脳機能が向上すれば、頭がよくなって、仕事もできるようになる
ここまで、聞くとこう思いませんか。

なぜ走るというシンプルな行為が脳を鍛えることにつながるのか?なぜクリエイティブになれるのか?
それは冒頭でも指摘したとおり、有酸素運動が脳に良いから!!!

などという誰でも答えられる回答ではなくもっとおもしろい回答を今回はしたいと思います。
ここにひとつの仮説があります。
なぜランニング(有酸素運動)で仕事が出来るようになるのか?年収アップの仕方
我々、人間の祖先を思い出してください。
そう、我々の祖先は狩猟採集民族、つまり狩りをしていました。
しかしながら、動物を狩るにはスピードも力も劣る不安定な二足歩行でもって。
そうなんです。だからこそ、頭を使わざるおえなかったのです。たとえば、獲物を見失わないためにはどうしたらいいか、獲物を効率的に捕まえるにはどうしたらいいか?
そう、あれこれと頭を働かせる必要があった。なぜなら、先ほども指摘した通り、狩りをするには不向きで非力な二足歩行という構造を人体は獲得したからです。
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だからこそ、走るという行為で判断力や決断力、思考、学習能力、はたまた他人とのコミュニケーション能力が鍛えられた。

そして現代でも基本構造はかわらないため、走るというシンプルな行為だけで脳が鍛えられるという仮説です。
また、それを裏付ける事実として、ランニングを行うと脳、ビジネスマン必須の前頭前野が活性化することも確認されています。
もうひとつの考え方。
久保田教授によると、ランニングは、報酬系を活性化するのに最適だそうです。
この報酬系とはつまり「やる気」の源。よく聞くランナーズハイと言えば、エンドルフィンやドーパミンと言った脳内物質。これらの物質が働くことで報酬系が刺激され、やる気がでる。
だからこそ、ランニングを習慣化している人は、普段からエンドルフィンやドーパミンなど報酬系分泌スイッチをよく使っているため、「やる気」が出やすくなる。
教授は
ランニングを習慣化すれば、薬を使わずにうつ病も治せます
と断言しているくらいです。
さらに言えば、このランナーズハイ自体も長時間運動するための人類が獲得した秘密兵器であるとも言われています。つまり、エンドルフィンやドーパミン。別名、脳内麻薬。これらの働きにより、長時間の狩りも苦痛を感じずに動き続けることが可能となり、狩りの成功確率を上げたのではないか、という驚くべき仮説です。
ランニングを習慣にすることによって、頭を使うスイッチをオンにし、さらにやる気を出すスイッチもオンにできる。
だからこそ、現代社会を生き抜くひとつのスキルとしてランニングがビジネスの武器となりえるのです。
久保田教授はこうアドバイスしています。
久保田流仕事術。
これは脳の気分転換になるからではありません。さきほども言ったように、脳の働きからすれば、走るのも仕事をするのも同じこと。だからこそ、走ることで仕事に使う脳を活性化させる、という考え方。これが大脳生理学者の考え方です。
もし行き詰っているときは気分転換ではなく、走ることで脳を活性化させるという意味において運動を取り入れるのもひとつの解決策なのかもしれません。
ちなみに久保田教授いわく
最低でも1回につき20分、できれば40分以上走る習慣を身につけてほしい
とのこと。

なぜ40分なのか?
脳科学者のエリクソンらの実験では、週1回40分ほどのランニングを半年ほど続けると、走らなかった人に比べて海馬が約1%大きくなり、記憶力で有意な差が出たと発表されたからです。
つまり、週一回のランニングでも続けていれば、脳細胞を増やし、記憶力アップにつながるのです。

どうでしょうか?
思考力アップ、やる気アップ、記憶力アップ。ランニングの恐るべきメリットたち。
さいごに大脳生理学者の世界的権威、久保田教授のこの言葉で終わりたいと思います。
走ることのデメリット?それはありません。いいことだらけです。忍耐力はもちろん、判断力も増しますし、アイデアもどんどんあふれてきます。
今回はあくまで自分の言葉でまとめただけなので、少しでも気になった方は本書をお取り下さい。

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