どうも!
元帰宅部ガチランというYOUTUBEチャンネルをやっている市民ランナーです。
今回はランニングシューズ・マラソンシューズのおすすめについて、僕が思う持論をお伝えします。
マラソン初心者・ランニング初心者からシリアスランナーまでランニングシューズに迷っているランナーに少しでも参考になれば幸いです。
目次
おすすめ?ランニングシューズTSとは?
Training Shoes(トレーニングシューズ)
略してTSです。
みなさんが知っているメーカーはほとんどがTSシリーズを発売しています。
俗にいう部活用ランニングシューズです。
現在僕は3種類のTSシューズで練習とレースに参加しています。
実は軽量のTSシューズを履いてマラソン大会にも出ていたりします笑。
↑僕がマラソン大会で実際に履いているランニングシューズ↑
トライアスロン世界選手権エイジグループもこのランニングシューズで走りました。周りはみんなナイキヴェイパーフライでしたが笑。
このランニングシューズでも各国の強豪がいる世界選手権年齢カテゴリーのランラップ(マラソン順位)だけでも45位くらい?日本人の中でも3位/7名で走ることが出来ました。
運動経験ゼロの元帰宅部からしたら、十分すぎる大満足の結果です!
また、このシューズでマラソン大会10km36分台で走ったりとあくまでトレーニングシューズの位置づけですが、実用性はかなり高いです。もちろん耐久性も高く、コスパは最強!
だから、おすすめします!
実際の使用感や感想はこの記事の一番下にあります。少しでも参考になれば幸いです。
なぜトレーニング用のランニングシューズをマラソン大会で使っているのか?
~トレーニング用ランニングシューズをマラソン大会で使っている理由~
速く走れるのは機能面ではなく心理的要因が大きいと考えるから(あくまで市民ランナー視点)。
巷では厚底のランニングシューズ(ナイキヴェイパーフライ4%、ネクスト%など)がブームです。
エリートランナーだけでなく市民ランナーの多くが履いています。
しかし、ご存じの通り、めちゃくちゃ価格が高い!
その価格に見合った性能とは何なのか?その性能を引き出せるのか?
高機能高価格の厚底マラソンシューズは最軽量、カーボンプレートが入っている、など人間工学的にも優れたマラソンシューズだと思います。
しかし、価格が高い理由は素材や機能だけではないと思います。
あくまで市民ランナーが使う高機能高価格厚底マラソンシューズの最大の性能とは『期待感』(と『希少性』)だと考えています。
さらに僕が言う性能を引き出すとは具体的に言うと『プラセボ効果の恩恵を最大限に得られるか?』ということです。
簡単に言うと、『速く走れそうというワクワク感を持てるか?』ということです。
「ん?」と引っ掛かった人はもう少しお付き合いください。答え:マラソンシューズの本質は機能性ではなくいかに利益を最大化するか※詳しくは後述
プラセボ効果とは『暗示』または『暗示で得られる効果』のことです。
『速い選手が履いていたから、自分も速く走れそう』などの心理的期待感や、実際にタイムが向上するという事実のことです。
この期待感が実際のパフォーマンスに大きな影響を与えます。医学の世界ではこのプラセボ効果を見極めることが、とても重要です。
==ここから読み飛ばしOK==
また、いわゆる「根性論」は練習量に基づいた自分への期待感のことです。これも一種のプラセボ効果としてメンタルに影響を与えると思います。なので僕は一概に根性論を否定しません。
僕は根性論で得られる「量的な期待感」ではなく、「質的な期待感」を積むようにトレーニングしています。
どういうことかというと
『自分で考えて証明する(再現性の高いトレーニングを実現する)』ことです。
だれよりも高い質のトレーニングを自分自身で作って、検証し、証明する。
この過程が僕の自信に繋がるようにトレーニング内容とともにトレーニング枠組み自体を設計してたいと考えています。
学生やシリアスランナーが踏ん張りどころで心が負けそうになるときの支えが「練習量」であるのと同じで僕は「練習の質」でありたいと考えています。
僕が最後まで心拍を落とさずに走り切れる心の支えのひとつが「練習の質(を追求する過程)」だと思っています。
==本題はここから==
話が少しずれましたが、
つまり、僕は『厚底シューズを履いてもあまりワクワクしない笑』ということです。
しかし、昔の僕であればすぐにこれらの厚底ランニングシューズを購入していたと思います。
『なぜワクワクしなくなったのか?』
それはこの本の影響です。
BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族
結構古い本ですが、ベストセラーとしてランニングやマラソンの名著として聞いたことがある人が多いと思います。
読まれ続けるには、その理由があります。
それはマラソン(ウルトラトレイル)やランニングシューズ・マラソンシューズの本質に言及しているからだと考えます。※足底筋膜炎などのランナーの怪我についても現在の治療に繋がる発言が多く、ためになります。というかこの本から提唱されたのではないかと思われるレベルです。
僕がこの本を読んで思った感想は
ランニングシューズ・マラソンシューズの本質は『いかに売るか?』です。
速く走るための構造や走りやすさなどの機能面ではありません。
『いかに利益を最大化するか?』
重要なのは、ランニングシューズを作る当事者が『いかに売るか?』という本質を消費者目線で語れないことです。
たとえば、ナイキなどの企業の社員は『売上を上げるためにランニングシューズを作る』限り、完全なランナー視点での商品開発や販売は難しいのではないか?モデルチェンジの必要性など、この本が示唆する内容は時代を経てもある程度価値のあることだと僕は思います。※BORN TO RUNの著者はアメリカの有名ジャーナリストです。なので批判的な内容になるきらいはあるかもしれませんが。
え??
結局、お金!?(メーカーは必ず否定しますが)
っていう感じですよね。※以上はあくまで個人的感想です※
この本は経済の視点以外にもストーリー仕立てになっているので読み物としてもおもしろいです。特に中高年で太っている人はおすすめです(主人公の著者がまさしく左記に該当するので、運動嫌いの普通のおっさんがウルトラマラソンを完走するのが一応のメインストーリー?だと僕は思います)。
気になる方は一度手に取ってください。図書館にあると思いますので。
この本のお陰?でマラソンにおいて機材(ランニングシューズ)に頼るという選択肢が僕の中にはなくなりました笑。
・偽物の厚底マラソンシューズを履いた群(本物と思わせておく)
・本物の厚底マラソンシューズを履いた群
・厚底のトレーニング用マラソンシューズ(廉価版)を履いた群
・価格帯が安いトレーニング用マラソンシューズを履いた群
でそれぞれタイムの比較をしてシューズの性能をプラセボ効果と比較してみたい!
もちろんエリートランナー、市民ランナー群(速い・普通・遅い)で分けてやるとかなり興味深い結果が出ると思います。
ナイキラボの人やってみて~そしたら何万円もするマラソンシューズを買いますよ~笑。
走る以外にランニングシューズ・マラソンシューズについて経済的な視点をくれた本として
ナイキの成功を綺麗に描いた作品ですが、日本のアシックス(オニツカタイガー)をパクったのがナイキだったりします。
「挑戦する」というモチベーションを与えてくれるおすすめの本です。
長編で途中飽きが来るかもしれなので、まずは図書館で借りてください笑。
マラソンシューズ・ランニングシューズの本質はいかに売るか
いかに売れるランニングシューズを作るか。
ナイキやアディダスなどのランニングシューズを作る企業はもちろん営利企業です。
ランニングシューズの企業は常に利益を出す戦略を考えています。
そのために機能的進化を謳ったりしています。
しかし、その進化の度合いを考えたときに果たして既存のランニングシューズと革新的に違ってきているのか?
正直、僕はそう思いません。
しかし、このように言うと違和感を感じるランナーも多いと思います。
『ランニングシューズは進化してきている』
たとえば
厚さは速さだ
本当に優れたキャッチフレーズだと思います。
ランニングシューズの進化や期待感を煽る戦略のひとつであり、世界での経済効果は凄まじいです。
そのような意識付けするアピール方法がナイキという営利企業のすごさです。
でも、よく考えれば、靴の基本的なフォーム(形状)は100年以上前からなんら変化ありません。
デザインや使用している素材が変わっただけです。
BORN TO RUNの中で印象に残ったエピソードは
クッション性の高いランニングシューズは怪我から足を守らない!
というものです。
以下は引用
クッション材は衝撃を緩和する役には立たない。理論的に考えれば当然だ。ランニングによる脚への衝撃は体重の12倍にもなるので、半インチのゴムが、たとえば私の場合、落下する1250キロの肉塊に多少なりとも抵抗できると信じるのはばかげている。卵を鍋つかみでくるんだところで、ハンマーでたたけば、卵は無事ではいられない。
アメリカバイオメカニクス学会の1986年の総会に、当時のナイキ・スポーツ・リサーチ・ラボ所長、E・C・フレデリックは爆弾を抱えて出席した。「被験者がやわらかいシューズを履いた場合と硬いシューズを履いた場合では」と彼は述べている。「衝撃力にはなんのちがいもないことが判明した」なんのちがいもない!p247
どんなにクッションが厚く(クッション性が高く)足に良いと言われていても、かなりの衝撃が加わる事実は変えようがありません。
クッションの素材や厚みを変更したとしても、そこまで大きな性能の変化は現れないということが考えられます。
つまり、巷で流行っているクッション性の高い(クッションの厚い)マラソンシューズは足の怪我を予防出来るというのは都市伝説であるということ。
ランニング初心者やマラソン初心者が初めにクッション性の高いシューズを選ぶ必要はないということ。
なので、僕は初心者ランナーの代名詞であるアシックスGT-2000シリーズなどの厚底マラソンシューズよりアシックスのTS(トレーニングシューズ)をおすすめします。
いつの間にか、違う種類の厚底ランニングシューズに話が変わってしまいましたが、僕は高機能高価格の厚底マラソンシューズを否定している訳ではなく、あくまで変な知識?が付いたためにその恩恵を最大限得られなくなったので、TSシューズを使用しているということです。
なので、高機能高価格の厚底シューズは『期待感』を持てるランナーには最大の効果を発揮させると思います。
ちなみに僕が個人的にマラソンシューズ・ランニングシューズに求めるものは『軽さ』と『耐久性』です。
また、高機能高価格の厚底マラソンシューズの廉価版であるズームフライ3やズームフライフライニットなどは僕も履いてみたいと思っています。
ナイキ ズームフライ3
ナイキ ズームフライ フライニット
TSシューズがへたれてからかな。いつになることやら笑。
マラソン用ランニングシューズ(TSランニングシューズ)のおすすめ点
やはりこれ!
価格・耐久性を考えるとマラソン用トレーニングシューズはコスパは最高です。
マラソン初心者のかたはまずはこのタイプのランニングシューズ・マラソンシューズをおすすめします。
僕の使っている3足のTSランニングシューズの共通点は?
僕は重さ(重量)によって使い分けしています。
アシックスライトレーサーTSシリーズ【おすすめマラソン用トレーニングシューズ】
僕がこのランニングシューズを選んだ3つの理由
・僕の足がアシックスのシューズに合っている
ナイキやアディダスなどの海外企業のランニングシューズをいろいろ使用しましたが、個人的にまめができやすかったり、爪にダメージが入ったりしますが、アシックスのランニングシューズははずれが少なく、その点で僕の足に合っています。
ターサージールTS(もしくはターサージール)を次買おうかな~とも思っています。
・安い
型落ち?なので5000円以下で購入出来ました(たしか3980円くらいだったような笑)。新品であれば僕は型落ちでも気にしません笑。
・耐久性が高い
トレーニングに特化したランニングシューズ(TSシューズ)なので、耐久性が高いです。
デメリット
デザインが少しダサい笑。しかし、ひとりでトレーニングしており、誰かに見せるランニングシューズではないので僕は全然気になりません。
アシックスライトレーサーTSを履いた感想【おすすめマラソンシューズ】
履き心地が良い。
アシックスのソーティーマジックTS(後述)と比較して、ダイレクトに地面を押している感覚は少ないですが、ペース走(キロ4分)やインターバル走を実施した際のふくらはぎの疲れが少ない気がします。
デメリットは特に思い浮かびません。デザインが少しダサいくらいだけ笑。
軽いランニングシューズばっかり履いているランナーは重く感じるかもしれませんが、練習ではいろいろな重量のランニングシューズを履き分けたほうが、足感覚(足部の位置感覚)のコントロール向上という意味で効果的だと勝手に解釈しています。なので少し重いランニングシューズも使う意味を見出すことが出来ると思います。
僕が実際使っているおすすめマラソンシューズ・ランニングシューズ(練習用ランニングシューズ)
ニューバランスHANZO Tシリーズ【おすすめマラソン用トレーニングシューズ】
Tとは「トレーニング(Training)」のTです。
僕がこのランニングシューズを選んだ3つの理由
・履き心地が良好
履き心地は良いです。フィット感が抜群で、気持ち良く走ることが出来ます。ニューバランスは海外企業ですが、僕の足に比較的に合っています。ナイキやアディダスなどの海外企業のランニングシューズも日本人が設計したシューズでも僕の足に合わないんですよね~。なぜか笑。
・デザインがかっこいい
ニューバランスのランニングシューズは色合いやパッと見の印象がどのシリーズでもカッコよくて、僕は個人的に好きです(もちろんTシリーズ以外でも)。
・耐久性が高い
Tの本領発揮です。耐久性はもちろん高いです。練習用ですが思ったより軽いな~と個人的には思いました。
ニューバランスハンゾーTを履いた感想【おすすめマラソンシューズ】
足のフィット感も良好で、重量も案外軽く、スピード練習も効果的に実施出来ます。マラソン大会も出ようと思えば出られるかなと個人的には思います。
様々な企業のマラソン用トレーニングシューズの中でもオールマイティで使用できる印象があります。
マラソン用トレーニングシューズはデザインが今一つのものが多いですが、ニューバランスはその点でも、かっこいいものが多いイメージです。
ジョギングからハードな練習にも十分に耐えられるので、最初の一足としては個人的におすすめします。
アシックスソーティーマジックRD【おすすめマラソン用トレーニングシューズ】
僕がこのランニングシューズを選んだ3つの理由
・軽い
ソーティマジックの特徴であるクッションの薄さ、軽さは健在で、耐久性がアップしたモデルです。他のマラソン用練習シューズと比べて、圧倒的に軽いです。もちろんマラソン大会でも十分に通用します。
・耐久性が高い
通常のソーティーマジックよりほんの少し重いですが、その分ソールは耐久性が高い仕様になっています。僕はマラソン大会とスピード練習でしか使用しないので、全然へたれないのでかなり使えます。価格も安く、コスパは最強クラスだと思います。
・足に合っている
アシックスライトレーサーTSでも言いましたが、アシックスのランニングシューズははずれがなく、このシューズも足にフィットします。マラソンシューズを選ぶ上で一番重要なのが足に合うか合わないかだと思います。たとえ高機能高価格マラソンシューズであっても、不快な違和感(痛み)を感じるのならば、無理して履くよりすぐに手放したらよいと思います。現代はフリマアプリなどがあるので、僕は躊躇なく売ります。痛い思いをして走ることに僕は意味を見出せません。
アシックスソーティーマジックRDシリーズを履いた感想【おすすめマラソンシューズ】
基本的にスピード練習とマラソン大会でしか使用していません。
耐久性が高く、かなり持ちは良いです。今シーズンも十分に使用できます(使用していきます)。うまくいけば3年以上つかえそう笑。
素材自体の経年劣化もあるので、その点も考える必要はありますが。
フィット感は申し分ありません(あくまで僕の足ですが)。
クッションが薄いため、ダイレクトに地面を押せる感覚があります。
そのため力まかせで走ることも出来るので、頑張れば頑張るほどふくらはぎに疲労が蓄積します。
ふくらはぎの疲労度合いとスピード(ペース)を合わせて見ることで、練習の質の評価が可能となり、力まかせで頑張らない走り方を習得できるかもしれないと考えています。試行錯誤中ですが、なかなか難しい。
デザインもそこまでダサくない(時計と色を合わせている)ので、使い勝手も良好です。
確かこのシューズも4000円くらいで購入しました笑。価格の割には大満足しています。
僕が実際使っているおすすめマラソンシューズ・ランニングシューズ(練習用ランニングシューズ)
シューレースの色を揃えたいですが、トライアスロン仕様の絶対にほどけないシューレースはこれしか持ってなくて(泣)。
このタイプのシューレースはおすすめです。絶対にほどけない。また調整もかなり楽です。おすすめします。
僕が実際使用しているのはXtenexのシューレースです。
さいごに
僕は何事も納得して、選択することに意味があると思っています。
この価値観を押し付ける気は全くありません。僕は僕。あなたはあなた。ただそういう考え方や選択肢もあるというだけです。
もし何かを選択をする場合にただなんとなく良いのではなく、なぜ良いのか?誰にとって良いのか?良いとはどういうことか?など考えて、現在のベストだと納得できる答えを出したいと思っています。
そのほうが気持ち良いからです。ただそれだけです!
もちろん機材(ランニングシューズ)にたくさんお金を出す意味も価値もあると思います。
何回も言いますが、高機能高価格のシューズを否定する気は全くありません。それを履いてワクワクするのなら、何万円も出す価値はあると確信しています。それが付加価値というものの本質です。
僕も今はワクワクしませんが、今後ワクワクするようなマラソンシューズに出会えば、お金は惜しみません。
なぜなら、楽しく走ることに最大の価値があるからです!
みなさんも楽しく走っていきましょう!
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