みなさんどうも、こんにちは!
僕は元帰宅部の本気【The VO2 MAX RUN】というYOUTUBEチャンネルでランニング・マラソン情報を発信をしている市民ランナーです。
このチャンネルでは知識を力に、知識を速さにという言葉で様々なランニング本、マラソン書籍を解説してきました。
ということで、今回はこれまで読んだ中、解説した中で面白かったマラソン・ランニング書籍、ベスト5を発表したいと思います。
では早速、行きましょう。
目次
【第5位】おすすめランニング本・マラソン書籍
これまで読んだマラソン・ランニング書籍で面白かったベスト5、第5位はエンデュア 持久系アスリートのための耐久力の科学です。
世界で最も速いランナー、エウリド・キプチョゲ選手が挑んだ人類未踏のフルマラソン2時間切りプロジェクト、breaking2。
この壮大なプロジェクトを実際に現場で取材したスポーツジャーナリスト、アレックス・ハッチンソンが書き下ろした人間の持久力や限界についての書籍です。
日本ではそこまで有名ではありませんが、本国アメリカ、ニューヨークタイムズでベストセラーとなった本書。
だったらトレーニングで体だけではなく、脳も鍛えたら限界を越えて、素晴らしい記録を達成できるんじゃないかということで、著者自身も初フルマラソンで上位1%未満である2時間35分切りに挑戦する。そんなドキュメンタリーも載っています。
これまで読んだランニング本、マラソン関連書籍の中で、一番内容が濃く、1980円を安いと思ってしまうほどの情報量。
個人的にはそんなお得感溢れる一冊です!
どれくらいの情報量があるのか、少しでも気になる方はこちらの動画をご覧ください。
【第4位】おすすめランニング本・マラソン書籍
では、次です。
これまで読んだマラソン・ランニング書籍で面白かったベスト5、第4位は常識破りの川内優輝マラソンメソッドです。
この本自体は川内優輝選手が書いたものではなく、川内選手が箱根駅伝で活躍した学習院大学時代に直接、指導を受けた監督。津田誠一(つだせいいち)監督が書いた書籍です。
この常識破りの川内優輝マラソンメソッドのおもしろいところ。
それは
つまりがんばらない、マラソンを楽しむことが一番大切というのが津田監督の信念なのです。
速さを捨てるマラソン、だからこそタイトルにもある常識破りなのです。
きつい練習はその分、ケガのリスクを高めます。だからこそ、川内選手をはじめ多くの才能のある選手が苦しんできました。
この本で得られる考え方は、
マラソンやマラソン練習は苦しくしんどいことではない。楽しむことこそがマラソンやマラソン練習である
ということ。
ケガに苦しむ、ケガに悩むランナーを助ける可能性を秘めた本であり、練習をがんばりすぎることの弊害である燃え尽き症候群の予防にもなるマインドセットを教えてくれる、肩の力がすっと抜けるような本です。
マラソン練習はきつい練習ばかりだと思っている、きつい練習をしないと速くなれない、そのようなマインドを持っている人は是非一度読んでみることをおすすめします。
マラソンの楽しみ方を再発見できるかもしれません。
気になる方は是非一度手に取ってみてください。
【第3位】おすすめランニング本・マラソン書籍
これまで読んだマラソン書籍・ランニング本で面白かったベスト5、第3位はBORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”です。
ある意味、ランニング界隈のバイブル的存在のこの書籍。
この本もアメリカで300万部以上売れた大ベストセラーであり、今までの常識を覆すほどのインパクトを与えた世界的科学雑誌ネイチャーの論文をもとに、人類とランニングの歴史を紐解く名著です。
直訳ぎみでやや冗長な部分がありますが、後半にかけて面白くなるストーリー構成と実際の科学者たちへのインタビューを含め、目からウロコの学説を余すことなく散りばめた一冊となっています。
この本については、ランニングシューズの秘密を考察したこちらの動画でその一旦を垣間見れると思います。
【第2位】おすすめランニング本・マラソン書籍
これまで読んだマラソン・ランニング書籍で面白かったベスト5、第2位は日本を代表するランナーである大迫傑選手の書籍。走って、悩んで、見つけたことです。
僕自身、選手の考え方や監督、コーチの考え方自体を知ることが好きなので、本人が書いた書籍を読むことがありますが、その中でも頭一つ跳びぬけて面白いのが、この書籍。
その理由は、読みやすさはもちろんのこと、当たり前が少なく、ダイレクトに大迫選手の考え方が伝わってくるからです。
通常、これらの著名人が書いた本には、余白を埋めるためだけの、ありきたりな言葉をなんとなく本人の言葉に文章化し、書かれたものが散見されます。
本人が書きたいから書いたのではなく、なんとかして余白を埋めるためだけに捻りだしたとも言うべき、正直あってもなくても良いような情報。
この本はそんなどうでも良い情報が限りなく少ないため、ダイレクトに大迫選手の思いが伝わってくる。
それがこの本の良いところです。
さらに、「お~」と唸らされる価値観や考え方も見られ、著名人や有名人が書いた本の中でもトップ3に入る本です。
もしやる気が起こらない場合や現状を打破したい人には、かなり良い刺激になると思います。
詳しく知りたい方はごく簡単にですが、こちらで解説しています。
【第1位】おすすめランニング本・マラソン書籍
これまで読んだマラソン本・ランニング書籍で面白かったベスト5、第1位はランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニングです。
この本の著者は福岡大学スポーツ科学部で教授をつとめた田中宏暁(ひろあき)先生。
日本を代表する運動生理学者であり、ランナーでもあるそんな人物です。
田中先生は50歳でフルマラソン2時間38分48秒という驚異的な記録を持ち、ためしてガッテンなどのテレビでも特集されたスロージョギングという概念を広めた第一人者でもあります。
そんな田中先生が書いたこの本。
ランナーというよりは学者目線で合理的に書かれたこの本は、コーチや指導者の言葉にあるある個人的な成功談や本当に少数の成功者だけの限られたサンプルだけを寄せ集めた再現性の低い走り方やメソッドではなく、ロジカルにランニングというスポーツを語っています。
フォアフットやヒールフットの良し悪しを論じているランニング書籍は多数ありますが、全く根拠のない個人的な感想を声高に叫ぶ書籍とは一線を画しているのも、この本の優れたところです。
また、この本の長所は
この本のレーベル自体が科学を専門とするブルーバックスレーベルと言って、大人から子どもまで誰でも理解できるように書かれているため、かなり読みやすくわかりやすく書かれています。
これも、この本が1位である理由です。
僕自身は田中先生が教える走り方はしていませんが、それでも個人的なバイブルの一冊であることには変わりません。
さいごに
今回紹介した5冊の本。
実際にこれらの本に書かれた走り方をするかしないかはおいておいて、読んでいて新たな発見や新たな気づきを得られる本たちであることは確かです。
それはトレーニングにおいて重要な原則のひとつ。意識性の原則にあります。
ただ何となく走る、ただ何となくハードな練習をするより、知識があればより同じ負荷を掛けてもケガのリスクを減らしたり、同じ努力量によって得られる効果を最大化できるからこそ、人よりも少ない時間で速く強くなれる。
だからこそ知識は大切なのです。
と今更そんなことを言っても、みなさんはわかっていると思います。
「意識をしろ」といわれても、何をどう意識していいのかわからなければ意味がありません。そして簡単そうに見えてそれこそが本当に難しい。だからこそ、何をどう意識するのか?自分の頭で考えること。その練習こそが読書だと僕は思っています。
いかに意識するか、いかに知識を走りに結びつけられるのか、そう考えながら気楽にトレーニングを楽しんでいきましょう。
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