【仕事の効率を上げる】仕事に効く 脳を鍛える スロージョギング【有酸素運動の効果】

書籍紹介

 

みなさんどうも、こんにちは!

僕は元帰宅部の本気【The VO2 MAX RUN】というYOUTUBEチャンネルでランニング・マラソン情報を発信をしている市民ランナーです。

仕事をしたいが……そんな方へ|元帰宅部の本気
★読者様へのお願い★ 当事者(在宅でしか仕事が出来ない方)に届かないと意味がないので出来ましたら、この情報の拡散をお願い致します。 【依頼内容】 10分~20分程度の動画編集 【対象者】 在宅でしか仕事が出来ない方限定 ・家から出たくても出られない方(介護なども含む) ・対人恐怖症の方 ・うつ、適応障害等で長期...

2011年、アメリカ神経科学会はとても興味深いレポートを提出しました。

それが「Neuromyth Busters:Eight Myths About the Brain」日本語では脳科学の神話をぶっ壊す!8つの話と題された資料です。

ここで明らかにされた世間の間違った常識8つ。

みなさんも一度は耳にしたことはないでしょうか?

どんなにがんばったとしても、脳の機能は10%程度しか使われていないであったり、クラシック音楽を聴くと成績が上がるであったりなど。

アメリカ神経科学会はこれらは神話。

つまり当時の見解としては、なんと「ウソ」であると報告したのです。

そしてこの話の8つ目にあるのが、こんな神話です。

脳トレゲームで遊べば脳を若く保つことができる

もちろんこれも「ウソ」

この説明として、「ゲームそのものがうまくなることはあっても、脳機能全体が強化されることはない。精神活動を維持したいのなら、体を動かすほうがずっと効果的である」と結論づけられています。

そうなのです。脳を鍛えるベストプラクティス・最善策が今回のトピック。

みなさんもこうは思わないでしょうか?仕事でミスを減らしたい、ストレスに強いメンタルが欲しい。でも、一体どうすれば?

答えは簡単。スロージョギングです。

ということで本日紹介するのは、その分野のレジェンドたち、日本の脳研究の第一人者、京都大学名誉教授の久保田競博士と運動生理学者でありスロージョギングの提唱者、田中宏暁博士の共著。

仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング

この本から、仕事に使える最強のライフハックを共有したいと思います。

この動画を最後まで見れば、仕事のミスが減り、ストレスにも強くなれるその方法とその根拠がわかる。是非、最後までご覧ください。

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なぜ仕事でミスが重なるのか?なぜ仕事が非効率になるのか?

みなさんもこんな経験はないでしょうか?ミスが重なって悪循環から抜け出せなくなることが。

そもそもなぜこんなことになってしまうのでしょうか?

その理由はコルチゾールとよばれるホルモンで説明できるかもしれません。コルチゾール別名ストレスホルモンと呼ばれている体を臨戦態勢にするホルモンです。

ストレスとは言い換えれば、戦争状態。体は常に緊張しっぱなしです。このようなストレス下においてコルチゾールは大量に分泌されます。

実はこのコルチゾールの放出が2週間以上続くと、脳の重要な部分、シナプスの樹状突起と呼ばれる構造が破壊されることが様々な研究でわかっています。

そうなんです。物理的に破壊されるのです。

特に記憶を司る海馬という部位がダメージをもろにくらいます。その結果、記憶力や判断力が鈍くなってしまう。

もうお分かりだと思いますが、それがミスに繋がって悪循環が発生してしまうのです。

さらに、最悪なのはコルチゾールは扁桃核という脳の部位を活性化して、これまた物理的に大きくしてしまうのです。

この扁桃核とは、感情的な活動(情動)に関係する部位です。

扁桃体 - Wikipedia
そんな感情に関わる脳の部位、扁桃核が大きくなってしまうとどうなるのか?

今までなんでもなかった刺激でも、不安になったり、怖くなったり、怒りっぽくなったりしてしまう。

そう、小さなことでもいきなり涙があふれてしまったり、すぐに落ち込んだり、些細なことですぐにイラっとしたり、感情のコントロールが出来なくなってしまうのです。

これが仕事でミスが重なってしまいパフォーマンスを大幅に下げてしまう一つの要因。長期にわたるストレス反応のメカニズムです。これが仕事のミスに繋がる、仕事の効率が悪くなる、非効率になる仕組みです。

さて、なぜ僕が長々とこんな説明したのかというと、現象にはちゃんとした理由があるということです。

つまり、その仕組み・ロジックを読み解けば、ストレスに対処できるヒントが見つかるということです。

では、具体的に仕事のミスを減らしたり、ストレスに強くなるにはどうすれば良いのでしょうか?

【具体例】仕事のミスを減らす方法(仕事を効率化する方法)

もし2週間以内にストレスが減るのなら、とりあえず我慢しましょう。が、しかし、2週間以上そのストレスが続く可能性があるのなら、運動をしてください。特に有酸素運動がおすすめです。

思い出してください。なぜ人は仕事でミスを重ねてしまうのか?

それは2週間以上にわたって強いストレスがかかることにより、コルチゾールが過剰に分泌され、脳を物理的に破壊してしまうから

つまり、どうにかしてこの原因となるコルチゾールに対処する必要がある。もし上手く対処できれば、ストレス反応は緩和されるかもしれないということです。

そしてその対処方法こそ、スロージョギング(有酸素運動)なのです。

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では、なぜスロージョギングなどの有酸素運動によって、コルチゾールに対処できるようになるのでしょうか?

仕事でミスを減らす方法(仕事の効率を上げる方法)はコルチゾールに対処すること

その秘密は「BDNF(Brain-Derived Neurotrophic Factor)」というアルファベット4文字の物質のおかげです。

このBDNF、日本語では「脳由来神経栄養因子」と呼ばれている物質。このBDNFの働きについて久保田博士はこう言っています。

これらの物質(BDNF)は傷つけられた神経細胞を保護するとともに、増殖させ、あるいはコルチゾールで短くなったシナプスを再度伸ばす働きを持っています。つまり、ストレスで傷ついた脳が回復するのを大いに助けてくれるのです。

この脳を守り、シナプスを再度伸ばしてくれるBDNF、脳由来神経栄養因子がスロージョギングなどの有酸素運動によって分泌される。それが近年、判明したのです。

脳を蝕む可能性のあるコルチゾールの分泌は努力でどうにかできる代物ではありません。よって、このBDNFをたくさん分泌させて、脳を守るという予防策を事前に講じることがストレスに対処するベストプラクティス・最善策となりえるのです。あるいは、ストレス真っ只中にいるときにストレス反応を抑えるひとつの解決策ともなりえるのです。

だからこそ、スロージョギングという有酸素運動がおすすめされる理由となり、さらに仕事でミスを減らす根拠ともなるのです。

そうなのです。うつ病において運動がおすすめされる理由も実はここにあるのです。

ちなみに漠然とした不安などにも運動は驚くべき効果を発揮します。くわしくは脳を鍛えるには運動しかない!でその仕組みをわかりやすく解説しています。


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とここまで聞くと、

有酸素運動だったら別にスロージョギングではなくウォーキングでもいいのではないか?

と思う方もいると思います。

では、なぜウォーキングではなくあえてスロージョギングがおすすめされるのか?

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有酸素運動にはウォーキングよりスロージョギングがおすすめ

それが2004年のアメリカ神経学会で久保田博士自身が発表した研究報告にあります。

久保田博士がつきとめたこと。

それは、ゆっくり歩いているとき(時速3km)では運動野が活発に働いていたのですが、小走り(時速5km)にすると運動前野が、さらにスピードを上げて走る(時速9km)となると前頭前野が活発に動いていることがつきとめられたのです。

この結果が意味していること

それはつまり、スピードを上げて走るほど、思考力や複雑な課題を適切に処理する脳の部位が活性化する。言葉を換えると、スピードが上がれば上がるほどほど「頭が良くなる」ことがわかったのです。

また運動生理学のエキスパートである田中博士はスロージョギングにいてこう指摘しています。

スロージョギングは笑顔が保てる、鼻歌が歌える、おしゃべりできる程度のスピードで走ること。

同じ距離を移動した場合に、ウォーキングの2倍のカロリー消費と、通常のランニングと同等の持久力向上効果をあわせもつという、プロのアスリートの間でも注目されているトレーニング法なのです。

以上からスロージョギングはウォーキングに比べ、しんどさはほとんど変わらず、2倍のカロリーを消費できることでダイエットにも効果的であり、尚且つ持久力もアップ、つまり体力も向上する。さらに、前頭前野と呼ばれる思考力を司る部位も強化されることで頭が良くなり、脳を保護するBDNFによってストレスにも強くなる。

つまり、ウォーキングと比べて、なんと一石四鳥という驚くべきパフォーマンスを発揮してくれるのです。

より詳しいスロージョギングの方法は田中博士が書いた「人生を変えるスロージョギング」で詳しく解説しています。

有酸素運動(スロージョギング)で頭が良くなる理由

さらに有酸素運動(スロージョギング)の効能として、こんな効果もあります。それは記憶力が良くなる、勉強が出来るようになることです。

なぜか?

スロージョギングなどの有酸素運動によって記憶に関連する部位である海馬が物理的に大きくなるからです。

2007年、コロンビア大学のアンナ・ペレイラ博士らは1回1時間の有酸素運動を週4回、6ヶ月続けることで、海馬の入り口にあたる歯状回と呼ばれる部位の神経細胞が増えて容量が大きくなることを報告しました。

さらに興味深いことも判明しました。

それは、運動によって歯状回が増大しているというほかに、歯状回の増加率が最大酸素摂取量の増加率と相関があるという事実です。

つまり、最大酸素摂取量が大きな運動。言い換えると、ゼエハアする運動に近づけば近づくほどそれに合わせて歯状回もより大きくなる傾向が見られたのです。

さらに2004年のイリノイ大学のスタンリー・コルコンベ博士らの研究では、「運動で最大酸素摂取量と心臓血管系が向上すると、前頭前野の46野が活性化する」という結果も報告されています。

これらの研究から「最大酸素摂取量の向上が脳を鍛えるには重要となってくる」と言えそうです。

そしてなんとスロージョギングでも田中博士自身の研究によって、この脳を鍛えるのに重要な最大酸素摂取量を向上させることが示唆されています。

具体的にはスロージョギングのペースで1回1時間、週5回で6週間、合計30回のトレーニングをしたあとでは、最大酸素摂取量が体重当たり11.1%増加するという結果が得られたのです。

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有酸素運動(スロージョギング)ではやる気がアップし仕事の効率アップ

さらに押しのもうひとつ。スロージョギングの効能としては「やる気」です。

やる気を出す報酬系と呼ばれる脳のシステムは、ただ走るだけでも活性化することが研究によってわかっています。つまり、普段から習慣的に走ることで、報酬系をいつでも動員できるようになり、仕事のやる気が出やすい脳になるのです。

どうでしょうか?ここまで聞くと有酸素運動、スロージョギングを始めたいとは思わないでしょうか?

ではそんな方にアドバイスとしてこのような研究を紹介して終わりにしたいと思います。

それがニューヨーク病院のマクスウェル・マルツ博士たちの研究です。彼らが報告したこと。それは

人間は3週間程度同じ行動を続けると、その行動への抵抗感がなくなり、面倒なことでも継続できるようになる

という報告です。

その理由として彼らはこう指摘しています。

同じ行動を2~4週間繰り返すと、その行動をとるための神経細胞の接合部(シナプス)が発達し、その行動を行うことに対する抵抗感が少なくなる

と言うのです。

だからこそ、まずは一カ月、3~4週間程度はスロージョギングなどの有酸素運動を行ってみましょう

すると脳自体が変化して運動を継続できるようなるかもしれません。

まとめ

まとめとして、仕事でミスを減らしたい、仕事の効率をアップしたい、ストレスに強いメンタルが欲しい場合には、有酸素運動がおすすめです。

特にスロージョギングだと、ウォーキングなどの軽い負荷の運動と比べ、2倍のカロリーを消費でき、尚且つ持久力もアップ。さらに、仕事では必須な思考力を司る前頭前野も強化され、ストレスから脳を守るBDNFの恩恵も受けられるという一石四鳥。

また運動はストレスから一歩身を置くこともできるため、その効果は多岐にわたり、やらない理由が思い当たらないほど万能で最強なライフハックなのです。

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今回はあくまで自分の言葉で簡単にまとめただけなので、少しでも気になった方は是非、本書をお取り下さい。

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