みなさん、どうもこんにちは。
僕は元帰宅部の本気【The VO2 MAX RUN】というYOUTUBEチャンネルでスポーツ関連の情報発信をしている市民ランナーです。
もしあなたの人生が食事を変えるだけで激変するのなら?
それもたった14日間で。
伝説のテニスプレーヤーは僕らに提案する。
「2週間だけ、グルテンを抜いてみよう」と
ノバク・ジョコビッチ
伝説の現役テニスプレイヤー。
男子史上3人目となるグランドスラム4大会連続優勝。
276週テニス世界ランキング1位を保持。

彼の強さの秘密。それは食事にありました。
そんな伝説のテニスプレイヤー、ジョコビッチ自身によるグルテンフリーについての著書。
2020年6月現在、テニス世界ランキング1位
常識を超えて、ハイパフォーマンスを出し続ける秘密に迫ります。
それではお楽しみください。
目次
グルテンとは?

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グルテン。
グルテンとは、日本語で麩質(ふしつ)とよばれる小麦、ライ麦などの穀物から生成されるたんぱく質のこと。
グルテンの和訳となる「麩(ふ)」とは日本の伝統料理で使われているこの食材。
グルテンを含む食品(代表例)
- パン
- パスタ
- ケーキ
- ドーナッツ
- ピザ
- ラーメン
- 粉もん(小麦粉製品)
- クッキーなどのお菓子類
- 小麦製品が使用されている調味料(味噌、醤油など)※グルテンが入っていないものあり
グルテンの特徴
それが粘り気です。
グルテンの語源となった言葉はグルー(glue)
グルー(glue)とは日本語で糊【のり】です。
よってグルテンの特徴は粘り気なのです。
パンはもちろんのこと、小麦などの穀物が原料になり、もちもちした触感の食べ物にはグルテンが入っている可能性が高いです。
厄介なのが、醤油などの調味料にも含まれている場合があるので、

意図せず体に取り込んでしまっている。
とジョコビッチ選手は指摘します。
さらに、グルテンに使用される穀物(小麦など)は遺伝子組み換えなどの品種改良を施された、ある意味人工的に生産されたものも多く、そういう意味でも

グルテンは極力摂らないほうが体には良い。
と言っています。
グルテンの元となる遺伝子組み換えの穀物は将来的に体にどのような影響を及ぼすか計り知れません。
知らず知らずに体に影響を与え、気が付くと「癌」などのきっかけになると言われ、日本では「遺伝子組み換え作物」の場合に表示の義務化がされています。
誰も表立って指摘していない、これもグルテンの隠された罠です。
グルテンフリーとは?

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グルテンフリー
グルテンフリーとは日本にもブームを巻き起こした、小麦製品を抜くダイエット方法。
グルテンの元となる小麦製品は炭水化物、つまり糖質です。
グルテンフリーとは一種の部分的糖質制限でもあります。
グルテンフリーの食事をすると、

血糖値を一日中安定したレベルに保つことにも繋がります。

「糖分中毒」という糖質が原因となっている気分の上がり下がりやコントロールが効かなくなる食べ過ぎも防ぐことが出来ます。
グルテンフリーとダイエットの関係
グルテンフリーは代謝自体を変える。
つまりグルテンフリーの目的はカラダ自体を作り変えることにあります。

グルテンフリーとは、糖質メインの代謝ではなく、ケトン体メインの代謝に変えることです※後述。
もし短時間で本気で痩せたい、体重を減らしたい人は運動管理or食事制限しかありません!
グルテンフリーと伝説のテニスプレーヤー
ジョコビッチ選手はグルテンフリーの先駆けとなった人物と言ってもおかしくありません。
彼はテニスにおいて秀才ではありましたが、最強とはほど遠い実力でした。
彼がテニス界において頭角を現せずにいた理由。
それが試合終盤、
喘息の発作
と呼ばれていた大切な場面でのスランプです。
当時の彼は現在のようなパフォーマンスとはかけ離れており、大切な場面でミスを繰り返していました。
グルテン不耐症について

その原因こそ、グルテン不耐症。
つまり、
のです。
あなたも大切な場面で、
- 体が重くなる
- 疲れが押し寄せる
- 頭が回らなくなる
- 感情的になるなど
の経験があるのなら、

もしかするとグルテン不耐症なのかもしれません。
このグルテン不耐症、5人に1人が何らかのかたちで持っている
と言われています。
ジョコビッチ選手はこのグルテンフリーの食事に変更してから、約1年後、ラファエル・ナダル選手を倒し、はじめて世界ランキング1位の座を獲得しました。
それまで苦しめられていた大切な場面でのミスもなくなり、体調は絶好調。
まさに食事によって生まれ変わりました。
グルテンフリーの食事方法
そんなジョコビッチ選手は読者に伝えます。
「グルテンを14日間だけやめてみよう」と。
そして「15日後に、パンを少しだけ食べて、どういう気分になるか試してほしい」と。
グルテンを抜いて15日後、少しでも不快感を感じるのなら、グルテンフリーがあなたの人生を激変させるかもしれません。
グルテンフリーの食事内容やレシピはネットにたくさん載っているので、ご自身で確認してみてください。
ジョコビッチが考える食事の極意
ジョコビッチ選手は名言を残しています。
ジョコビッチ選手は言います。
食物は情報だ。
つまり、食べ物が肉体とどのようにコミュニケーションをとっているのか、そして体がどのように反応するか。
これがジョコビッチ選手が言う食事の本質です。
肉体が発する声に耳を傾けるとはどういうことか?
ジョコビッチのモーニングルーティン

congerdesign / Pixabay
具体的な例として、ジョコビッチ選手のモーニングルーティンを紹介します。これは実際に僕も取り入れています。
それは
ことです。

常温というのがキーワードです。
もし冷たい水であるなら、飲んだ水を体温まで温めるために余計なエネルギーが必要となってしまいます。これが消化を遅くする原因になります。
消化が遅くなると、カラダは消化に集中したいので、気持ちが萎えて動きたくなくなります。すると折角の活動時間を有意義なものに出来ません。
もし活動的な朝を迎えたいのなら、消化を早めるという観点から、

寝起きは常温の水で水分補給をしてください。
ジョコビッチの食事の本質とは?
グルテンフリーを含めたその人の食事内容。
多くのかたはそれだけに注目します。
しかし、ジョコビッチ選手は言います。

食事について「本当の秘密」を知りたいのであれば、何を食べているかを聞いてもダメだ。

どのように食べているかを聞いてほしい。
さらにいつ食べているかも知ることが出来ればなお良しです。
たとえば、食事の順番として、

まずはじめに胃に炭水化物の刺激を送ります。

それからたんぱく質のシグナルを送ります。
消化プロセスの効率化という観点から見ると、炭水化物とたんぱく質を同時に摂取するとどうしても消化のプロセスが遅くなってしまいます。
さらに
炭水化物はたんぱく質を効率的に取り込む役割を果たす
ことからも、この順序は効率的です。
これがどのように食べているかという食べ方の本質です。
ジョコビッチにとってのエナジードリンク
みなさん大好きな疲労回復・覚醒を促すエナジードリンク。
特に日本で発売しているエナジードリンクは国内の薬事法により本来なら含まれているはずのタウリン等が含まれていないため、正直あまり意味がないと言われています。
海外では普通に販売されているエナジードリンクが日本に来た、その瞬間に自動的に医薬部外品としてグレードアップします(本来ならね)。
しかし、悲しいかな諸事情でグレードアップ出来ないため、有効成分を削ぎ落すという荒業を成し遂げたのが日本で売られているエナジードリンクたちです笑。

えっ、そうなの!?
よって、エナジードリンクを買うなら、医薬部外品の栄養ドリンクのほうが効果があります※僕の個人的な感想です。少なくとも薬事法上ではそう認められています。
ジョコビッチ選手は

飲んだ瞬間に「ワオ!」と声が出るようなそんなエナジードリンク類にも注意しろ
と言っています。

「ワオ!」はNGだ。もし今「ワオ!」があるなら、すなわち30分もしないうちに「ウッ!」があるということだ
つまり、エネジードリンクの糖分は血糖値の急上昇(いわゆる血糖値スパイク)を発生させるので、
と警告しています。
ジョコビッチ選手は「ここぞ!」という時、エネジードリンクのかわりに目覚まし効果もあり、カフェインも入っていないリコリスティーをおすすめしています。
リコリスティーは美容にもおすすめです。

集中したい時はリコリスティー
ジョコビッチ選手は言っています。
食事は情報だ。
食事がどのようなシグナルを送るか。カラダがどう受け取るか。
もう一度カラダに耳を澄ませてみましょう。
グルテンフリーと穀粒脳「グレイン・ブレイン」

さて、みなさんは穀粒脳「グレイン・ブレイン」という言葉をご存じでしょうか?
この考えはグルテンを含む小麦や砂糖を含む炭水化物が脳機能に影響を与えるという事実を示唆しています。
たとえば、
- うつ状態
- 無気力
- 感情のコントロールが出来ない
- 集中力の欠如など
これこそジョコビッチ選手のスランプの原因のひとつです。
本番に弱い、プレッシャーに弱い人こそ、一度グルテンフリーをおすすめします。

それだと栄養が足りず、逆に頭が回らないのでは!?
ジョコビッチ選手は言っています。
グルテンを抜くことで、思考が格段とクリアになり、絶対負けられないプレッシャーの中、時速230kmのサーブを打ち返す適切な判断が出来るようになった
と。
グルテンフリーの効果とジョコビッチの強さの秘密
実際にジョコビッチ選手は他の選手にくらべ1000分の5秒~1000分の10秒ほど早く反応できています。
その理由として順天堂大学の白澤卓二教授はこのように分析しています。

グルテンを吸収した際に腸内細菌から分泌された毒素が、脳の神経伝達物質に影響し、初動が遅れる。

そのため、グルテンを抜いていない普通の選手はどうしても初動が遅れる。

さらにグルテンが脳内のオピオイド受容体と結合すると、モルヒネ状の成分が発生し、これが脳に「霧」が掛かる状態を招きます。
ジョコビッチ選手はグルテンを完全に抜いています。
よって、
「ストロークが安定しているからジョコビッチは強い」
のではなく、
「グルテンによる影響がない。つまり初動のブレーキが掛からない。尚且つ脳に霧がかかっていない」
からジョコビッチは強いと考えられます。
グルテンフリーによって起こる変化とは?
さらにグルテンを抜くことで、ジョコビッチ選手のカラダにも劇的な変化が起こっています。
みなさんは医者やコーチに

長時間動くなら糖質を十分に摂れ!
と言われていると思います。
その理由は

私たちの脳は血糖(つまり糖質)という燃料だけに依存しています。

血糖値が低下するとすなわち燃料不足のため、脳の活動自体が低下してしまいます。

よって脳は体に指令を出し運動を辞めさせます。
脳はあとひとつの予備燃料を持っています。
それがケトン体です。

その秘密がケトン体であり、そんな秘密の燃料であるケトン体を効率よく代謝出来るカラダをジョコビッチ選手が持っているから。
ジョコビッチ選手は
のです。
ケトン体とは

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ケトン体とはβ-ヒドロキシ酪酸、アセト酢酸、アセトンの総称であり、肝臓で生成されるエネルギー源。脂肪酸がケトン体の材料となります。つまり脂肪燃焼と関係があります。
順天堂大学の白澤教授は

ケトン体はグルコース(糖質)と比べATP(エネルギー)産生比率が25%も高い、つまり燃費効率が著しく良い
と指摘しています。
そして、このケトン体こそが、人類史を見たときにメインエネルギーであったと言われています。
人類が農耕を始めた、つまり糖質に依存し始めたのは今から約1万年前。それまでの200~300万年はケトン体こそが人類のメイン燃料であり、サブ燃料こそが糖質でした。

つまり、僕たち人類と糖質との関係はまだ始まったばかりなのです。

だからこそ、私たちのDNAにはケトン体を代謝出来るプログラムが組み込まれています。
もしあなたもジョコビッチ選手のようなパフォーマンスを求めるのなら、まずは2週間、グルテンを抜いてみてください。
ケトン体とココナッツオイル
そして、同時にケトン体を効率良く代謝出来るカラダを目指すために、

朝にコーヒーを飲むとき、余分なものは一切入れず、15ccだけココナッツオイルをたらしてみてください。

すると3時間後にはケトン体の血中濃度が最大となり、認知機能が著しく向上します。
さいごに
ジョコビッチ選手は僕たちにアドバイスをくれます。
客観的であろうとしてほしいが、懐疑的にはならないでほしい。そして前向きであってほしい。
ジョコビッチ選手はいきなり完璧を求めるのではなく、
『中庸』
つまり
そこまで神経質にならずにほどほどにがんばる
ことをおすすめしています。
グルテンフリーはもしかするとあなたの人生を激変させるかもしれません。
まずは14日間グルテンを抜いてみましょう。
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