どうも!
元帰宅部の本気【The VO2 MAX RUN】というYOUTUBEチャンネルで全力疾走をしている市民ランナーです。
ついに手に入れました!
ナイキの厚底ランニングシューズ
ちなみに議論されているヴェイパーフライではありません。あくまで廉価版です。あと型落ち笑
たまたまセール品で見つけたので、すぐに購入しました!
このナイキの厚底ランニングシューズを履いて、驚きました。
目次
- 1 ナイキ厚底ランニングシューズズームフライのすごさ
- 2 ナイキ厚底ランニングシューズズームフライを検証!<マラソン練習編>
- 3 ナイキ厚底ランニングシューズ(ズームフライ)を検証!<マラソン大会編>
- 4 ナイキズームフライ:厚底ランニングシューズのデメリット(僕の感想)
- 5 おすすめ!ナイキ厚底ランニングシューズ(ズームフライ)使用感まとめ
- 6 ナイキズームフライ:厚底ランニングシューズの性能のヒミツを探る(レビュー・感想)
- 7 ナイキのピンクシューズ(厚底ランニングシューズ:ヴェイパーフライ)がなぜ規制されるのか?を考察
- 8 ピンクの厚底ランニングシューズ(ナイキヴェイパーフライ)問題に対する具体的解決策
ナイキ厚底ランニングシューズズームフライのすごさ
今から約50年前。
ナイキは大発明をしました。
それがクッション付きのランニングシューズ。
そのランニングシューズのおかげで、人間は新たな走法を手に入れました。
それが踵接地(ヒールコンタクト)。
そして、クッション付きランニングシューズは当たり前のものとして世間に定着。
人間の本来の走り方ではない踵接地(ヒールコンタクト)のため、このようなランニングシューズがランナー膝(腸脛靭帯炎)・足底筋膜炎などランニング障害も世間に定着させたと言われています。
1972年にナイキが現代的なアスレティックシューズを発明するまで、人々はきわめて薄い底の靴を履いて走っていたが、彼らの足は強く、膝の負傷率ははるかに低かったのです。ハーヴァード大学自然人類学教授、ダニエル・リーバーマン博士
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そんなイメージをぶち壊すのがこのランニングシューズ!
ナイキズームフライシリーズ
なぜなら、このランニングシューズは従来のクッションの概念を捨て去っていたからです。
ナイキは金儲けの企業であると散々言われていましたが、こればかりは『革新』と言っても過言ではありません。
正直、僕はランニングシューズなんてどれも同じだと思っていたので笑。
でも、少し考えが変わりました。
実際に使ってみて、それくらい衝撃を受けました。
ナイキ厚底ランニングシューズズームフライを検証!<マラソン練習編>
さっそく、練習で使ってみました!
より具体的には、ナイキズームフライを履いて走ると、同心拍数で平均ラップペースが10秒近く向上しました。
僕は練習用ランニングシューズとしてニューバランスハンゾーTを使用しています。
ちなみに練習用ランニングシューズとしてはコスパにすぐれ、おすすめです!
普段使用しているニューバランスハンゾーTでは心拍数160前後で10km平均キロ4:26。
・同コース
・同時間帯
に比較実験としてナイキズームフライで走ってみました。※天候の影響も実験に支障ない状態で実施
そうすると、ナイキズームフライでは同心拍数で10km平均キロ4:13を記録!!(二日連続で走った結果)
ちなみにズームフライに比べ、ニューバランスハンゾーTのほうが軽いです。
ズームフライのほうが重いのに!?速くなった!!
上記を考えても、この結果は誤差の範囲を超えています。
以上より、マラソンペースではズームフライは速く走れるという事実が判明しました(僕にとってはね)。
最近はアシックスの厚底ランニングシューズメタスピードも購入して比較してみました!
ナイキ厚底ランニングシューズ(ズームフライ)を検証!<マラソン大会編>
↑そして、実際に10kmのマラソン大会で使用してきました↑
僕はマラソン大会ではアシックスソーティマジックを使用しています。
マラソン大会の結果はともかく、ナイキズームフライを履いて感じたことをお伝えします。
動画を見ていただければわかると思いますが、かなり苦しい走りをしています。
しかし、平均ペースは3:46/kmでした。
さらに平均心拍は168bpmです。※マラソン大会では基本的に170bpm以上で走っています。
正直、この心拍数とあの精神状態であれば、ラップペースはもっと落ちてもおかしくありません。
おそらくソーティマジックですと、もっとダイレクトにタイムに影響していたように感じます。※ソーティマジックは薄底のシューズとしては最高だと思っています(だから履いています)。このランニングシューズをディスっているのではありません。
アシックスソーティマジックで平均心拍168bpmなら、平均ペースは3:50/kmくらいまで落ちていた!?かな
「さすがナイキの厚底ランニングシューズ(ズームフライ)!」と実感したのは、心身共に最低(最悪)な状態でもある程度の結果に導いてくれるランニングシューズということです※あくまで個人的な感想です
体感的には39分くらいでした。本当にそれくらいしんどかった(泣)
でも、一応37分台では走れていました。
ということは、
ズームフライは楽に走れる(かも)!
これが一番最新のズームフライです。※僕の購入したものは型落ちでもう廃番みたいです笑。
ナイキズームフライ:厚底ランニングシューズのデメリット(僕の感想)
マラソンペースなどのある程度のペース(キロ4分15秒~)では比較的、楽に走れるとは思います。
これはナイキズームフライのおかげと言えそうです。
しかし、『スプリントなどのダッシュ』や『高速域(3:20/kmくらい)の維持』は難しい印象がありました。
ナイキズームフライは、最高速度をアップさせたり、維持したりすることは難しいかもしれませんが、ある程度のペース(3:45~4:15/km)で楽に走ることが出来るというランニングシューズです。
より具体的に言えば、
LTペース(閾値)※ダニエルズ流ではTペースを一段階上げることが出来る。言い換えると、しんどさが一段階下がるが、ペースは下がっていないという具合。
つまりマラソンペースが楽に感じる!
しかし、最高速度は出しにくい(維持しにくい)。
LTペース以上のスピード、ダニエル流ではIペース(インターバルペース)もしくはRペース(レペテションペース)では、ナイキズームフライの恩恵がそこまで感じられませんでした。※僕はね!
おすすめ!ナイキ厚底ランニングシューズ(ズームフライ)使用感まとめ
というのが、今回、はじめて僕がマラソン大会で使用した率直な感想です。
でも、購入して良かったと思わせるランニングシューズであることは変わりありません(今はね)!
【なぜ!?】メタスピードエッジを買ったのか?【アシックスおすすめランニングシューズ】
ナイキズームフライ:厚底ランニングシューズの性能のヒミツを探る(レビュー・感想)
では、なぜここまで速く走れるのか?
努力ではなく機材のみの性能で!
理由として
・カーボンプレート
・プラセボ効果
ナイキズームフライの感想・レビュー①フォアフット走法
ナイキズームフライはフォアフット走法に合った作りをしています。
フォアフット走法とは足底の前足部で着地する走り方です。
↑このランニングシューズもナイキフライシリーズです↑
ナイキズームフライの走り心地は不安定で「カクン」と前に転がるようなバランスボールに乗っているような感覚です※大げさですが。
そのために、必然的に重心が前に乗り、フォアフット走法に近い走り方を再現してくれます。
無意識にフォアフット走法になってしまう??
フォアフット走法になってしまうため?か両ふくらはぎが少し張る感じがしました。
まだ体がシューズ(を履いた足)をコントロールしきれていない?馴染んでいない?
今後、どうなるか楽しみです。
さて、このフォアフット走法こそ、ナイキがクッション性のランニングシューズを発明した以前の人間本来の走り方と言われています。
よって、人間の足の構造(足のアーチや中足部の脂肪や筋肉など)は本来、フォアフットを前提として進化してきました。
このナイキのランニングシューズは人間としての本来の機能を最大限に引き出せる可能性があります。
【なぜ!?】ナイキの厚底シューズはすごいのか?ヴェイパーフライの秘密
ナイキズームフライ(厚底ランニングシューズ)から考える!なぜアフリカ人はあんなに足が速いのか?
それは人間の従来持っている、フォアフット走法を小さなころから行える不整地という環境があったから。
「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼少期の運動の経験は強く身体に記憶されます。
たとえば、自転車や水泳のように。
さらに、高価なランニングシューズを購入できず、履きつぶしたような人間が本来履いていた薄底のシューズという環境も同時に整っています。
上記によって、アフリカ人は人間が本来持っている最も効率の良いフォアフット走法をDNAよりインストール・ダウンロードさせ、身体に記憶し、フォアフットに見合ったカーボンバネ付きのランニングシューズ(ナイキヴェイパーフライ)を使用することで、コンクリート上でもたぐいまれないスピードを手にしているというのが僕の立てた仮説です。※これはあくまで個人的考察です※
厚底ランニングシューズが不公平だと問題視されていますが、そもそもそのランニングシューズに見合った走り方に適応できるかどうかも大きくかかわってくると思います。
幼少期からクッション付きのランニングシューズでコンクリート上を踵接地(ヒールコンタクト)で走っていたランナーがこのランニングシューズを使用したとしても、はたしてアフリカ人のように驚異的なタイムを叩き出せるか僕は疑問です。
それこそ、大迫選手のようなフォアフットの才能が必要?
かなり尖った意見なもは重々承知していますが、これはあくまで僕個人が考えた意見ですので、悪しからず。
ナイキズームフライの感想・レビュー②カーボンプレート
ベースボール・マガジン社引用
技術革新、万歳!!
まさにこのカーボンプレートこそ科学がなせる技です。
ただ、厚みを付ければ良いのではありません。
それは従来のランニングシューズとなんら変わりません。
このカーボンプレートは宇宙工学に基づき設計、開発されました。
このカーボンプレートが地面の反発を推進力に変換します。
実はこの考え自体は新しくありません。
クッション様のバネを付けた!?ランニングシューズは存在しました。たしかスイスの会社だったような気がします。
しかし、当時の技術力ではそこまで良いランニングシューズはつくれないため、イロモノ扱いでした。
そして現在、テクノロジーの進化により当時の発想を具現化(実用化)出来たのが、ズームフライという厚底ランニングシューズです。
まさにテクノロジーの進化が生んだランニングシューズという意味でも『革新的』だと感じています。
カーボンプレートの反発感を感じることが出来るので、進んでいる感が強い!
確かにこのカーボンプレートの恩恵はすさまじく、驚きを隠せません。
ナイキズームフライの感想・レビュー③プラセボ効果
さあ、大本命笑!!
すべてのランニングシューズに共通している大きな考え『収益性』
お金を儲けるために各メーカーはランニングシューズの開発・モデルチェンジを行います。
そのために各メーカーはマラソン選手や大学にスポンサーとして、ランニングシューズを提供して、商品やメーカーの認知度を高めています。
これにより、そのランニングシューズを履こうというモチベーションを与え、売り上げに繋げています。
たとえナイキの厚底ランニングシューズの恩恵が少ない人も、良い意見ばかり見聞きすると、「このランニングシューズはそんなにすごいのか!!」という思い込み(暗示)が無意識に形成されます。
その思い込みが、結果に大きく影響するという事実は、さまざまな実験で証明されています。
その思い込みを作ることがマーケティングの大前提であり、それがいわゆる流行というものの正体です。
ナイキの厚底ランニングシューズを売る手法(マーケティング術)
・一目でわかるようなランニングシューズ自体の派手な見た目(ピンクの厚底ランニングシューズ)
・有名選手が使用している
など
マーケティングの視点で言ってもナイキの厚底ランニングシューズは大きな成功を上げていると思います。
いち市民ランナーがこのナイキの厚底ランニングシューズ(ズームフライ)を履いて速くなる理由として、この思い込み(プラセボ)効果も大いに関係していると僕は思います(思っていました)。
このプラセボ効果自体は全く悪くありません。
だって、実際にそれで速くなるのですから!
だからこそ、かっこいいデザインや凄そうなうたい文句、他人の意見を参考にして自分が一番ワクワクするランニングシューズを購入するべきだと思います!
ナイキのピンクシューズ(厚底ランニングシューズ:ヴェイパーフライ)がなぜ規制されるのか?を考察
2020年1月17日現在、ナイキのピンクの厚底ランニングシューズ(ナイキヴェイパーフライ)が世界陸上連盟から規制されるとの報道が出ました。
その理由として、選手間の不平等さを解消する旨を発表しています。
ここまでパフォーマンスに影響を与えるナイキの厚底ランニングシューズ。
従来、ランニングシューズを変えたからと言って目を見張るほどの変化はありませんでした。
しかし、世界陸上連盟が禁止にするくらいの効果があるとは。。。正直、驚き!!
プラセボ効果以上の驚異のスーパーランニングシューズであると証明されたと言っても過言ではありません!
ピンクの厚底ランニングシューズ恐るべし!値段も!
ピンクの厚底ランニングシューズ(ナイキヴェイパーフライ)問題に対する具体的解決策
僕は個人的には賛成ですが、陸上業界(マラソン業界)は衰退する可能性をはらんでいると思います。
賛成理由としては、
正直、カーボンプレート(のような技術)はアディダスなど他のメーカーも使用していたような気がしますし、何を持って禁止にするかは今後、注目です!
もし素材や技術等で規制が入るのなら、今後現れるであろうすべてのテクノロジーや素材を捨て去る覚悟はあるのか?それが今後陸上業界にとって良いことなのか?
僕はこの点において、規制が下手に入ると業界の縮小に繋がる可能性があると考えます。
なので、ここで全くの素人の僕が具体的な解決策を笑。
そのため、ナイキが有する厚底のランニングシューズの特許権利を例外的に各社メーカーと共有。その際はナイキだけ厚底ランニングシューズを市販出来る環境を整える(各社は市販NGみたいなかたち)。
これで、選手はナイキの厚底ランニングシューズも選べるし、ナイキも利権を手放さなくてすみます。
まあ、単純な話。
ナイキのロゴがアディダスやニューバランス変われば良い話です笑。
短期的にはナイキも各メーカーも損をするかもしれませんが、最も避けるべきは業界自体の縮小(=全体の売上減少)だと思うので、長期的な視点に立って考えれば、これが一番ベターな解決策だと思うんですがね~
ちなみに、報道ではピンクのナイキ厚底ランニングシューズを禁止することで「技術の進化が止まる」「企業努力が無駄になる」との見方をしています。
その反論にはかなり的外れ感が否めません。
なぜなら、この禁止は不公平を解消するためのものであること。
「技術の進化」や「企業努力」とは直接的に関係ありません。
また、ナイキは営利企業なので、規制が入れば規制(ルール)に沿った新しいランニングシューズを開発します。
その程度で努力をやめるような企業ではありません。
自身の仕事に置き換えてみてください。
もしルールが改訂されれば、じゃあやめた!とはなりません。
短期的にはやる気が下がる可能性はありますが、長期的に見れば問題ない程度です。
さらに、技術の進化はナイキがもたらしたものではなく、宇宙工学という分野の技術を転用したにすぎません。※この転用がすごいことですが。
技術自体は今後も進化していくので、このルールによって、「技術の進化」が止まったり、「企業努力をやめる」というのは考えられません。
世界陸上連盟はどのようなルールを作るのか??
さあ、どうする世界陸上連盟笑。
僕は「楽しむこと」をモットーにしているいちファンランナーなので、ヴェイパーフライの価格帯が下がれば、普通に購入して、マラソン大会で履きたいと思います!
だって、速くなるしワクワクするし!!(廉価版のズームフライがあれだけすごいのならヴェイパーフライは絶対すごい!!)
僕にとっては朗報かも!
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